静岡市駿河区は、お茶の産地としてまさに理想の地区であり、その高品質のお茶で知られています。味の調和が完璧にとれている、間違いなく日本一の緑茶が生み出される場所なのです。気候から、土壌、水に至るまで、この地域ではそれぞれの土地がお茶の生育に適しています。こうした環境の変遷条件のお陰で、日本で最も有名な緑茶が生産されているのです。

なぜ駿河のお茶は最高品質なの?

マルヒデでは色々な茶葉の合組 (ごうぐみ/ブレンド) が可能
マルヒデでは色々な茶葉の合組 (ごうぐみ/ブレンド) が可能

駿河茶はかつて静岡の主要な換金作物であったので、この地域でお茶が愛され続けているのも当然と言えます。駿河のお茶は、なんと日本のお茶の総生産量のうち4割を占めています。1241年に緑茶農家が誕生し、江戸時代後期には旧幕臣が貿易の可能性を見いだしてから、一躍有名になりました。

主要な港への近さは言うまでもなく、お茶の生産に適した気候や水質を持つ駿河は、まさにお茶の神様がほほ笑む場所であるとも言えますね。

静岡茶の種類

駿河では様々な茶葉が栽培されている
駿河では様々な茶葉が栽培されている

日本三大茶のひとつである静岡産のお茶を総称して「静岡茶」と呼びます。しかし、静岡茶といっても、栽培地や栽培方法によってさまざまな種類があります。その中から、自分に合った味を見つけてみてくださいね。

掛川茶

静岡茶の1割を占める掛川市の「掛川茶」。掛川茶は、独自の茶草場農法で栽培され、全国茶品評会では23年間連続で産地賞を受賞しています。また、通常の煎茶の2~3倍の時間をかけて蒸した、甘みとコクのある「深蒸し煎茶」のトップブランドです。

本山茶

歴史マニアなら、静岡の安倍川と藁科川の本山茶を試してみたくなるでしょう。戦国時代、日本を統一した初代将軍、徳川家康が愛したお茶のブランドなのです。ミネラル豊富な土壌とカーテンのような川霧、周囲の自然や生態系に育まれた茶葉が特徴です。また、本山茶は800年以上の歴史を持つ静岡茶の中でも最も古いお茶と言われています。

川根茶

静岡の真ん中、川根本町で生産される川根茶は、川根産の茶葉を100%使用していなければならず、それ以外の茶葉が含まれていると川根茶ブレンドと呼ばれます。このように厳格にネーミングされているので、この高地のお茶を試してみると、その品質が確信できるでしょう。日本のダージリンとも呼ばれる上品な苦味のある味わいです。

天竜茶

天竜川流域の自然に恵まれた山間部のお茶は、高級茶として知られています。まろやかな味わいで、緑茶の経験の有無にかかわらず、気軽に楽しむことができます。日本の緑茶は苦味を感じるものが多いですが、天竜茶は正しく蒸らせば、その様な苦味がありません。

牧之原茶

牧之原産の茶葉を使用し、フルーティーな甘さを基調とした力強い味わいが特徴です。こちらも全国的に有名な静岡県産のお茶です。また、牧之原茶は、ほのかなうまみにも定評がありますよ。