自然とつながる旅

山の谷地にある30戸ほどの山村集落。奈良時代の東海道と言われる「やきつべの小径」の上り坂の途中にあります。

石垣、古民家、周辺の自然が一体となっておりなす美しい景観は、この地の宝物。一帯は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています

「花沢の里」で歴史を感じた後は、その先にある「東海自然歩道」で自然を満喫。「満観峰（まんかんほう）」ハイキングコース上にある山頂からは、富士山や静岡市街地、駿河湾や焼津漁港、南アルプスの山々を一望することができます。

駿河の各地にあるお茶産地のなかでも、新茶のシーズンになると独特の風景を見せるのが、玉露の3大生産地のひとつ、朝比奈（藤枝市）。

茶摘みの20日ほど前から、茶畑には「こも」と呼ばれる覆いが被されます。これは、日光を遮ることにより、お茶の苦味成分（タンニン）を抑え、うま味成分（アミノ酸）を増やすため。

この地で玉露をつくる「薮崎園」では、茶畑や工場見学、手摘みを体験します。 体験の後は、極上の玉露を。口にした瞬間、ふんわりと広がるのは、出汁のような旨味とまろみ。お茶の知識がなくても、玉露のおいしさに開眼するかもしれません。

「小山城」は桜の名所。春は多くの人がお花見を楽しみます。

展望台から眺めるのは、駿河湾や牧之原台地、そしてその向こうに富士山と南アルプスの尾根。美しいパノラマビューに心が癒されます。

名物は、大井川の伏流水で養殖される吉田産の鰻。脂がのった柔らかな身が特徴です。小山城周辺には、鰻を味わえるレストランが点在しています。

ビーチや街の中心へのアクセスがよく、牧之原周辺の観光拠点に便利。レンタサイクルで御前崎の海岸や牧之原台地の茶園まで足を延ばすのもおすすめです。

敷地内にある「HAZビアスタンド」には、「牧之原エール」をはじめ8種類のクラフトビールが用意されています。星空を眺めながら庭で味わうビールは格別です。

コテージでは、1888年創業の老舗、「カネ十農園」のお茶を試飲。芳醇なお茶の香りと味わいが、旅の疲れを癒します。